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第33章 好き…キライ…愛してる

「サンキュ」

そうして仕事場に向かった。

今回の仕事…それはこの問題になっている女優との初顔合わせだった。

仕事は順調に進みゆく。しかし何も問題もないため結翔はフラットに考え、接していた。

「佐倉さん！私…」
「何？」
「あの、初共演ですよね！よろしくお願いします。」
「うん、宜しくな？」
「はい」

そのまま笑いかけて結翔は特に変わらず、距離も変えることもなかった。

そんな中、これからの話なども含めて話していた。

「佐倉さん…」
「ん？何」
「これ」

そうして差し出してきたのはアドレスだった。