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まほろばマボロシ~仮初めの結婚~
第35章 ブラック結翔、降臨!?
「どっちにしても遅くならないようにするからさ。」
「クスクス…助かります」

そうして雅への連絡も終えた結翔は有村と話をしていた。

そうこうしながらも撮影の再会の目処も付いてスタジオに戻っていく2人だった。


戻って雅は…区役所に向かっていた。

「えっと…戸籍謄本と…」

そう。婚姻届の用紙や必要書類をもらいに来ていたのだ。

「婚姻届って…区民課?受付で聞いたら解るかな…」

そんな事をつぶやきながらも中でうろうろと探していた。総合受付で聞くとやはり、区民課でいいと言われた。役所内であっちとこっちで移動は多かった。
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