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第37章 最後の砦

「…本気？」
「まぁね。本気じゃなきゃ言えねぇでしょ」
「そりゃそうだろうけど…私社長様と会うような服ないよ？」
「普通で良いよ。」
「…嫌われたり不可！っていわれたら？」
「結婚難儀になる。」
「……どうしよぉ」

一気に不安そうな顔に変わる雅。それでも結翔はどこからくるのか解らないものの、自信があるのか…何て事無いと言わんばかりな様子だった。

「ちょっとまって？聞いてみるわ」
「誰に！？」
「マネージャー」

そうして携帯を取ると結翔は電話をかけだした。何て事のない会話から話は進んで行ってるのだろう。