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第37章 最後の砦

事務所を出て一旦家に帰る。そのまま時期に仕事に向かうがマネージャーが車を回してくるため、そして雅を送り届けるために…

「マジ焦った…」
「結翔…あんなに大丈夫って言ってたのに」
「あぁでも言ってなきゃ落ち付けねぇって」

クスクス笑いながらも２人は顔を見合わせていた。

やっと最後の山である社長を超えた…

伝えるべく所はすべて伝えた…

もう…

大丈夫…

そう感じながら結翔も雅も穏やかに笑い合っていた。

時間も過ぎて結翔の携帯に連絡も入ると仕事に向かうことになる。その背中を雅は見つめながら見送った。