パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第88章 あなたの瞳におちて　－終－　※

「ふ……っ……や……もう……お願い……」

「イきたい？」

　サラは目に涙をため素直にうなずいた。
　ハルはふっと笑ってサラの腿の内側に口づけをし、強く吸い付いた。
　唇を離すと、そこに赤い印が刻まれた。

「腰が砕けるほど気持ちよくさせてあげる。楽にしていて」

　焦らすのをやめてハルは徹底的に花芽を攻撃する。
　イかせると決めたハルの舌使いは力が抜けてしまうほど巧みで凄まじく気持ちいい。そして、容赦なかった。

　何も考えず、ただ目指す場所に駆け上がっていけといわんばかりの責めに、なけなしの理性も弾け飛ぶ。
　舌を強く押しつけられ、ざらりとした感触が伝わる。

　柔らかな芽を唇で包み強く食まれながら引っ張られ、瞬く間に唇と舌だけで絶頂の入り口へと辿り着き──。
　指が白くなるほどに絡めたハルの指を強く握りしめ、息をつめて身をよじらせた。

「やあ……もうだめ……っ、だめ……もうっ、いやあぁぁ─────」

　何度も腰を弾ませながら、サラはとうとう達した。
　しかし、それでもまだ終わらないハルの攻撃にサラは目を見開く。

「あっ……や……だめ。それ以上はもう、いや……お願いとめて」

　身体を痙攣させながら泣き声にも似た悲鳴をあげる。
　もう無理、と頭を振るが、ハルの責めはまだ許さないとばかりになおもサラを追いつめていく。

　いつの間にか離れた手。親指と人差し指で敏感になりすぎた花芽をきつく挟んでしごかれる。
　もう片方の手の指が蜜口に差し込み掻き混ぜられ、さらに、充血して膨らんだ芽の先を剥かれ、そこに舌での攻撃が加わった。

　両手の指と舌で同時に激しく責められ、再び昇りつめるにはさほど時間はかからなかった。

「ああ……だめ。また……やぁ……あ、あ、ああぁ──────っ」

　大きく背中をしならせ、サラは三度目の絶頂へと飛んだ。
　唇からもれる啼き声が引きつれてかすれ、震える手で掴んだシーツが大きくしわをよせる。
　両脚が痙攣する。

　ようやく、高く昇りつめた場所からゆっくりと落ちていくことを許され、身体の力を抜き荒い息をこぼす。