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第88章 あなたの瞳におちて　－終－　※

「あ、あ……っちゃう……っあ……やっ！　あ、ああぁ……───────っ」

　ひくひくと肩を震わせ力が抜けたようにハルの肩口に顔をうずめた。
　汗ばんだ背中をハルの手がきゅうっと抱きしめてくれた。
　サラの腰に手に添え、ハルは繋がっていた自身のものを抜き取る。

　引き抜かれたサラの蜜壺から内部でたまっていた愛液が垂れ落ち、サラの内側の太腿をつっと伝っていく。
　視線を落とすとハルの男根もサラの愛液でぬらぬらと妖しく濡れ光っていた。

　サラの身体をベッドに横たえうつぶせにすると、その白く滑らかな背中にハルは口づけを落とし、指先で円を描くようにさわりとなぞっていく。
　敏感な背中はどこに触れられてもぴくりと反応してしまう。

「きれいな背中」

「ハル……？」

　どうしてうつぶせにするの？　と、怯えた目で肩越しに振り返るサラの目をハルは見つめ返す。
　サラが怖がるのも無理はない。
　後ろから貫かれる行為もあるということをサラは知らないのだから。
　切ない表情を浮かべながら、ハルはすでにサラの愛液で濡れた己の反り返った肉茎に手を添え、蜜をまとった花びらを背後から擦りあげた。

　今すぐにでも埋め込んでしまいたいという欲情に耐えながら……。