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あの頃に戻って……
第3章 夫と……
子どもたちが寝静まった夜中、月に2回程度だけど、私たちにはまだ、夫婦の営みがある。

お風呂に入った夫を確認して、下着を持って行く。

「下着置いておくね?」

決まって、そう、声をかける。

「キミもどうぞ。」

そう返ってきたら、今からセックスしよう!の、サイン。

もう、お決まり。

これで7年やってきた。

ルーチン化してると言っても過言ではない。

私は招かれたお風呂場にバスタオルを巻いて、

「失礼します。」

と言って、足を踏み入れる。

「後ろ向いて?」

すぐに洗い場の壁に手をつかせて、後ろ向きにされる。

バスタオルはとらずに、太ももを触る。

「あっ!」

声を漏らす。

今夜も優輝くんとしてるんだって……考えながらする……

夫は、優輝くんと、横顔が似てる。

封印していた気持ちが溢れてしまいそう……
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