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第1章 突然の告白

子どもたちを公園に連れていったある日のこと。

ママ友の一人、田野 真希が、娘たちを遊ばせながら、何やらため息をついていた。

「いつも元気なのに、どうかした？」

私は昔からそういうことを察するのが人より優れてる。

「えっ？」

「真希ちゃん、ため息ばっか。」

「…………ちょっとさ。抱えてるの。」

「うん。話、聞くよ？」

それまで、私と真希ちゃんはそこまで仲が良いわけでもなかったけど、悩んでるとなれば、話して楽になるのなら……と、そう思った。