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真珠浪漫物語
第6章 嵐の夜のあとさき
食事を済ませて、部屋に戻った二人。
綾香は腕を組みながらもう一度確認する。
「…本当に今夜は帰らないの?お姫様」
「はい!帰りません!」
綾香は肩をすくめ、
「仕方ないね。…じゃ、今夜はもう遅いし、うちに泊まっていいよ」
「本当ですか⁉︎」
「こんな時間じゃタクシーも捕まえられないし…あんたも疲れているだろうしね」
梨央は綾香に抱きつく。
「ありがとうございます!お姉様!」
綾香はフンと顔を背け
「とりあえず…だからね。勘違いしないで」
そして、納戸に行くと浴衣を持って来て梨央に投げて寄越す。
「ほら、これに着替えな。そんな綺麗なドレスで寝たら皺だらけになっちまう」
梨央は目を輝かす。
「…お姉様の浴衣!」
しかし
「…あの…すみません…着せていただけませんか?」
「はあ?」
「私、浴衣を着たことがないのです。ずっと洋装で育ちましたから…」
ため息をつく綾香。
「どこまでお姫様なんだか…仕方ないね、じゃ、ドレス脱いで」
「…あの…ドレスもいつもメイドに脱がせてもらっていたので…」
「はあ〜⁈」
無邪気に微笑む梨央。
「お願いいたします。お姉様」
もはや綾香は観念したようにさっさと梨央のドレスに手を伸ばす。
「本当に手のかかるお姫様だね」
「…すみません…」
綾香は綺麗な手で梨央のドレスのリボンを解き、釦を外す。
薔薇色の高価なドレス。
…こんな綿飴みたいなドレス、初めて触ったよ。
ドレスを脱がすと、真珠色のキャミソールドレス姿の梨央が現れる。
肩紐のみのレースで彩られたキャミソール。
梨央の胸はまだ薄く、まるで少女のようだ。
キャミソールの釦も器用に外してゆく綾香。

綾香の指が梨央の胸に触れ出すと、梨央は途端に胸がドキドキする自分を感じた。
…お姉様のお指が…私の胸に…
なにかしら、この甘美な気持ちは…
苦しいような嬉しいような切ない気持ち…
キャミソールを脱がせる綾香の指が、ふと梨央の薄い乳房に触れる。
「…あっ…」
思わず声をあげ、乳房を押さえる梨央。
「ごめん、痛かった?」
「…い、いいえ…大丈夫です…」
肩紐を滑らせ、キャミソールドレスを脱がせると梨央は下着一枚になる。
メイドには毎日のように、なにも思わずに晒していた素肌だ。
だが、綾香に裸の乳房を真近で見られているかと思うと突然羞恥の気持ちが湧き上がってくる。
…どうしたのかしら、私ったら…


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