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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第12章 アズの過去

「あぁ、腹一杯だぁ。ご馳走さまでしたっ。」


食器を片付けようと、席を立つとアズが声を掛けてきた。


「いいよ。サラは座ってて。片付けくらいはやらせてよ。」

「ありがとう。」


キッチンで楽しそうに食器洗いをするアズを見る。

涼は後片付けをしてくれる事は全くないから、男の人が食器洗いをしてくれるのは、新鮮で嬉しい。

何かこういうのも、いいなぁ…。

アズは、結婚してもこんな風に変わらず、優しいんだろうか?

家事を手伝ってくれる旦那さんて、素敵だよね。

初めて来たアズのお家だけど、何だか自分の家のようにマッタリとしていた。

暖かい陽射しと、心地良い風が、お腹一杯の私を睡眠へと導き始める。


zzz…。


私は、いつの間にか深い眠りに連れていかれてしまった。

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