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PM2時〜パッカー車の恋人〜
第15章 AM10時の光景

「はぁっ…サラ…っ。」


時折甘く声を洩らして、尚も続くキス。

舌を絡めて私の後頭部に回ったアズの手に力がこもる。

激しさを増すキスに、体の力が抜けていく。

ガクンと崩れそうになった私の体を、アズが支えて唇を離した。


「ごめん…久しぶりで我慢できなかった…。」

「ううん。平気だよ。」


私の額にアズが額をくっつけて、はぁーっと大きなため息をついた。


「サラ、掃除何時まで?」

「ん?15時くらいかな?」

「もう俺、行かなくちゃならないけど、サラ不足が加速しちゃった。今日俺の仕事帰りに会いたい。俺の会社の最寄り駅あとで、メールするから、17時にそこで待ってて。」

「大丈夫なの?何か疲れてるみたいだけど…。」

「ん?疲れてないよ。朝はいつも、こんな感じ。だから大丈夫。待ってて、俺も会いたいから。」

「うん、わかった。ありがと。」


おでこにチュッとキスをして、アズが微笑んだ。

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