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びっちカノジョ 【2期目】
第8章 Scene.07
 
「………グフッグフッ…分かったよ」

「フフン…分かった」

「グフッ…仕方ねぇね」

「チッ…命拾いしたな」

 アタシの言葉に思い止まった両陣営。





 そんなドラマの様な展開も無く………。

「フフン…大人しく引き下がれば良かったのにぁっ」

「グフッグフッ…種別のハンデなんざ乗り越えてやらぁっ」

「あの世で頑張って種付けしてろやぁっ」

「グフッ…それはこっちのセリフだべっ」

「命大事にしなかった事、後悔するんだなっ」

「オラオラオラぁっ」

 大きなオーク二体に群がる狼男たち。

 種別のハンデとか分からないけど、それにしてもオークたちが不利なのは明らか。

 多勢に無勢みたいなもの。

 みるみるうちにオーク達の筋肉質な体に傷が出来ていく。

「グフッグフッ…うぅっ………」

「グフッ…まだ……まだぁ………」

「フフン…いい加減に観念したらどうなんだぁ?」

「ホントに死んじまうぜぇっ?」

「うわ………」

 痛そう。

 何だか、居ても立っても居られなくなった。





「伏せっ!」
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