この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
びっちカノジョ 【2期目】
第10章 Scene.09
 
「…まぁ、仕方ないでしょ? アタシの方が悔しいわよ」

 アタシがバッグを持っていない事に気付いたヤスに無くした事を伝えれば、聞いていたアカネやシュウまでが『orz』状態になっていた。

 分からなくはない。

 アタシのお金と一緒にヤスのお母さんやヤスの仲間たちからの餞別も入ってた。

 そのお金で宿やご飯に有り付けてた訳だし。

「ど、どうすんのよぉ………」

「いや……まぁ……ねぇ………」

 嘆くのは分かるけど、アカネは自分の恰好も少し気にした方が良いと思う。

 いくらマントを羽織ってると言っても、その下はスッポンポン。

 チラチラと裾からお尻が顔を覗かせて、シュウは嘆きながらも度々見てるのが分かるんだけど。

「ここまで来て…引き返して闇雲に探す…ってのも無いッスねぇ」

 もう少しで森を抜けようとしてる。

 後は平原の中の小径をテクテク歩けば、町が在るはずというヤスの言葉。

 振り向けば、鬱蒼とした森。

 確かに、またこの中を彷徨う気にはなれなかった。
/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ