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先生とわたし。
第3章 くれないの実(サネ)


優は、腫れぼったく膨らむ潤んだ性器の熱に炙られて、恍惚の中ひとりトイレへ向かった。


熱せら漂ってくる牝の匂い…


廊下を歩きながら自分の撒き散らしてる淫臭が下から立ちのぼって来るのがわかる…


そのねっとりした甘怠く饐えた匂いは淫らな気分にわたしを酔わせる…


歩きながらしっとり濡れてベタつく下着の感触が、くれないの実(サネ)にネチャネチャ当たり


桃色のいやらしい吐息が洩れる…


緩慢な動きで股間の火種を大事に抱えながら、静々と廊下を歩く。


熱に侵され、虚ろなもの欲しげな表情をしているのが自分でもわかる…


でもこんな時のわたし、とても綺麗で見惚れてしまって…


好きなの…


どうにかしてほしい切なさってたまらない…


自分がおんなだって幸せに酔えるから…


とても誇らしくて…わたしがわたしで居られる時…


これが欲しくて生きてるような気がする…


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