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先生とわたし。
第6章 離れる距離

カチャ


優は、渡されている合鍵で玄関を開け、中に入った。


しばらく来なかったから、散らかってるなぁ・・・


わたしが鍵返さないと、女の子呼びづらいわよね。


あ~あ・・・


優は、ベッドに俯してとめどなく溢れて来る涙を流れるままに、泣きじゃくった。


緊張がとけて疲れがどっと出たのであろう。


優は、そのまま泣き疲れて眠りについた。


目が覚めると部屋はもう暗くなっており、時計を見ると8時前であった。


長江さん今日レッスンかなぁ・・・メール入れてみよ。


ご飯作りたくないなぁ・・・何時になるんだろ・・・


チリンッ


あ、メール帰って来た。


遅いんだなぁ・・・仕方ないか、なんか作って待ってるって送っとこ。


冷蔵庫何があるかしら・・・


あ、鶏肉あるじゃん、から揚げしようかな。


洗濯も回しとこ。


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