この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第13章 迎撃

自らに流れる人間の血が、たった今 この瞬間…
リュウを欺いているということに。

「…っ、俺は、リュウと違うんだ」

…でもどう伝えればいい?


「…何が、違うの?」

「それは……!」


俺はお前を傷付けたくない。

どんな言葉で告げればいい?

俺は鬼じゃなくて

リュウが憎む人間の血が、この身体に流れているんだってこと──。


「……っ」


俺は夜叉だから。

俺たちは、一緒じゃない。

違うんだ。







「──…ゆびきり」


「……え?」


「ゆびきり、げんまん」


「…っ」


「…クス…覚えてる? 焔来が僕にしてくれたおまじない」



次を言い出せず口ごもる焔来に

リュウはしっとりとした優しい声で、唐突な言葉を挟んだ。


/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ