この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
明治鬼恋慕
第15章 理由


自分の反応がどれだけリュウを傷付けるのか、わからなかったわけじゃない──。


「…ご めん…ッ リュウ、リュウ……!! 俺がっ……こんな、弱いせいで」


わかっていて拒絶した俺は最低だ。


「お前が怖いんだッッ…お前は俺を守るために、なんだって する……!! そんなお前だから……!!」


俺にだけとことん優しくて、俺だけに心を開くリュウ。

お前の存在はいつからか…俺にとって重荷だった。




「……許せ…ッ…なん て」



──言えねぇ



「リュウ…!! ぅ゛、ああああ……っ」



俺は狂ったみたいに叫んでいた。

自分がリュウを殺したんだという事実が、俺の脳ミソをぐちゃぐちゃに掻き回してくる。

…痛いなんてもんじゃない。

こうなったら狂骸湯( キョウガイトウ )でもなんでも飲んで、本当に狂っちまったほうが楽になれる。


/329ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ