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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第9章 盗撮 編 3-1 コスプレ
「あの、後ろに写っている人達なんだけど・・・」

気持ちを落ち着かせようとして、気になっていることを質問した。
来瞳(クルミ)がポーズを取っている後ろで、明らかにスカートの中を撮影しようとしている男達が多くいて、中にはビデオカメラを地面の上に置いている者までいる。

「これって大丈夫なの?注意とかは?」
大石は、俺は人の事を言え無い立場だけど・・・と分かっていながらも、複雑な心境だった。
来瞳は少し曇った顔をしたが、すぐに笑顔に戻り首を振った。

「注意なんてしないよ。最前列に来る人たちはローアングラーだからしょうがないの。それに見せパンも衣装だから恥ずかしくないよ、うん」

来瞳の言い方に無理があるのを敏感に感じた大石は、しかしだまって来瞳を見つめていた。
わざとはしゃぐように明るい声で、来瞳は話す。

「撮ってもらってこそのコスプレだからね、気にしない、気にしない。それより、じゃーん見て、これ」

来瞳はコスプレ写真を公開するサイトの、自分のページのトップを表示させた。
閲覧者やいいね、の数などが載っている。
大石は、どれも高い数字で驚いたが、その中でもファンになる、の数を見て、えっ!と声を上げてしまった。

「15000人を超えてるのか!凄いな。ランキング22位って、全体で?まじか!!来瞳ちゃんって有名人だったのか?」
来瞳は笑って否定した。
「全然、有名じゃないよ。でも、ランキングが20位以内に入れそうで入れないの。だから今年の夏はいろいろ挑戦して頑張ってみようかなって思ってます。よろしくね、カメラマンさん」

「はい、頑張ります・・・」
「やだ、何緊張してるの?おもしろーい」
笑いながら大石の肩を叩き、またケーキを食べだした来瞳の隣で、大石は焦っていた。

パンチラを撮るなら得意だけど、俺で大丈夫か?・・・
頑張らないといけないな・・・

動揺が来瞳に分からないように平静を装いながら、大石もケーキを食べ始めたが、味わう余裕は無かった。

「うん!おいしいよ、これ。ね?おいしいよね?」
「あっ うっ うん・・・おいしい、よ・・・」




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