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聖杏学園シリーズ ー囚われの少女達ー
第13章 地下アイドルの秘密 編 1-1
大勢のお客さんの応援で、ライブハウス内は今までで最高に盛り上がり、私達のテンションも、明らかに煽られる様にして上がって行きました。
振り付けは水着に合わせて、いつもより控えめにするはずだったのに、気が付けば同じ大胆なポーズでよりお客さんにアピールしていました。
胸が揺れてカップからポロリとこぼれそうな気がして、思わず手で膨らみを庇ってしまい、それがかえって、視線を引き付けてしまいます。

私のビキニは他の4人よりも露出が多いタイプでした。
胸の大きさは愛美さんには敵わないけれど、Cカップの大きさも形も自分では満足していて、谷間からの露出は一番多くしようと頑張りました。お尻も普通の状態で3分の1は、見えている程です。
そんな水着で、しかもセンターで歌い踊っている内に、私はいつもより視線を多く浴びて、それを身体中で受け止めることに気持ちよさを感じていました。

顔、胸、ウェスト、下腹部、太腿・・・普段だったら恥ずかしい場所も、今はもっと私を見て、注目して、そんな気持ちになっています。
激しく動いている内にビキニのボトムはドンドン食い込んで行き、お尻の膨らみの露出は増えていきます。
半分は見えてしまっているのに、私はミニスカートの時と同じように、可愛らしくお尻を突き出してお客さんを喜ばせてしまいます。
そんなセンターの私の振りに合わせる様にメンバーの振りも大きくなっていき、視線はより身体中に絡まってくるのでした。

身体が熱い・・・

狭いライブ会場で、ライトを浴びながら前回の倍近い数のお客さんの前で踊っている内に、身体中に汗が噴き出て頭もボゥッとしてきます。大きく呼吸をしても熱く薄い空気が入って来るだけです。胸の揺れやお尻のはみ出しは気にならなくなってきました。
曲が終わり、息を弾ませながらお辞儀をする時になって、やっと恥ずかしさが込み上げてきます。
メンバー全員でカップの位置や食い込んでいる水着を指を入れて直し、露出気味のお尻を隠すと、そんな様子を見てひやかす様な声が飛んできました。
しかしほとんどは拍手と興奮した顔を見せながらもメンバーの名前を呼んでいる声です。
嬉しくて一人一人とハグをしてお礼を言いたい程でした。
涼奈!と声がかかる中、深々と頭を下げました。
「・・・を聴いていただきました。ありがとうございました!」

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