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第28章 口淫の真価

そんな中で、蘭は朧気にキリンのお産と乳を飲む赤ん坊のキリンの姿を思い浮かべていた・・


生まれ堕ちた命を慈しみ愛おしんで舐める・・


人間は手が使えるようになり、あまりにも忙しくなりすぎて


愛することが下手になったのかもしれないと・・


蘭はサバンナに暮らす手の進化を放棄したキリンの群れを思った。


蘭はそっと悠介の腰に手を回すように躯を寄せ、頭を彼の股間に押し当てた。