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貸し出し遊戯
第1章 いきさつ サイド蘭
そうして一緒になってから、聡史は蘭を手塩にかけて育てて来た。

小さな頃から野球一筋に打ち込んで来た聡史は、蘭に厳しく躾ることもあった。


理不尽さに生意気を言う蘭に、「まずは素直な心で受け入れて、ハイと返事をしろ」、「可愛くいろ」と、時には手をあげた。

ハイと言うことで素直な心になり、指導される言葉がはいりやすいと、蘭は聡史に主を慕い、仕える姿勢を教わった。

聡史はもともと、根っからの使役タイプのSっ気が強く、奉仕型のM要素の強い蘭とは、その点において相性がよかった。

聡史は毎日、徹底して蘭に口淫のトレーニングを積ませた。

毎朝習慣づけるように、また、時間を見つけては、口で精を抜かせた。

仕事に集中することにも、蘭の内助は役立った。

甘え上手でもある聡史のかける「蘭ちゃん欲しいの?」という甘い言葉に、


蘭はいつの間にか聡史のペースに乗せられ、はにかんで跪き、その肉棒を咥えることが生活の一部のように自然なものとなった。

機嫌が悪くても、彼が近づいてきて頭を抑えられれば、自然とはにかみ跪くというように、パブロフの犬のような原理であった。


夜はゆったり奉仕させていることを好む聡史に、真面目に言うことを聞く蘭は好都合だった。

苦労して手に入れたことに加え、自分の言うことを素直に受け入れてゆく蘭に、次第に総史の愛着も増していった。

専業主婦でおっとりした蘭は急ぐことを知らず、ベッドでは射精を目的に急かせることのない聡史は、好トレーナーとなった。

聡史はとにかくよく蘭を誉め、自分を悦び頭を撫でて誉めてくれる聡史は、蘭にとってかけがえのない主となり、彼女に生きる意味を与えた。

仕えることに悦びを与えられた蘭は、総史にかしづき、彼のやり方に馴染んでいった。

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