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貸し出し遊戯
第9章 バイオレンスの洗礼

余韻にたゆたう蘭の手首の拘束を解き、

悠介は目隠しされたままの彼女の肩に手をやり、ベッドの縁に座るよう指示した。


そうして脚を開かせ、赤いテディの性器が露出する生地の裂け目に、剃刀で切れ込みを入れた。


怯えて緊張が襲う蘭の耳に届くよう、彼は両手で一気に赤い布を下から上へと裂いた。


2人の間に緊張が走る。


見えない迫り来る凄まじい恐怖が蘭を襲う。


恐怖に支配され緊張が走り躯が強張り動けない。


喉がきゅっと窄まり息も出来ない。


動悸が速くなり、耳なりと心臓の鼓動で蘭の頭はいっぱいになる。


躯がわなわな震え喉が窮屈に締まりとても口も開かない。


足の力が全く入らず、腰が抜けているのがわかる。


脳が意識を遮断しようと砂嵐のような画像が頭の中で点滅する。


蘭は浅くなった呼吸を整えようと大きく息をした。

軌道が狭まり震えてうまく吸い込めない。


蘭は冷静になるよう極力弛緩に努めた。

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