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想うより、想われる方が良い?
第11章 裏切り。
「・・美紗」
「wh..what?」

「はぁ、
まず服を着ましょう、
話はそれからです」

【ノックノック、
はい、はーさーみ、ここに置くよ】

マイクは何故か私の腕を万歳状態に戻して手首の紐を切った。

解放された私の手首を少し撫で、
はさみをドアの隙間から廊下へ滑らせると、
長めのため息をついてドアを閉める。

怖い。
答えを知るのが怖い。

服を着るのなら
早くどいてくれればいいのに、
組み敷いた状態から動こうとしない。

どうして私は泣いてるの?
どうしてマイクは動かないの?

本当にあの人だったら?

私はどうするの?
逃げなきゃ・・でも、今度はどこへ?

・・アマンダに
何て言えばいいの?

"知らなかった"で済むの?
"赤の他人だと思ってた"で済むの?

済むわけない、だって・・
そんなのじゃ済まないから私は・・

ずっと独りで・・

……

……イヤ。
…………もうイヤ。

・・輝昭・・会いたい・・
会いたいの・・

駄目、会っちゃだめ。

会ったら・・
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