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第14章 二人にとって･･

「何のためって、、
それ僕に訊く？」

おでこに拳を当てて困り顔の槙野さん。
･･私、何でこんな質問をしてるんだろう？
目的なんか
大体察しが付くのに･･。


☆


槙野さんが出て行って
騒がしくなった扉の向こう。

私の為に動いてくれているみんな、、
いや、、
私のせいで
"お嬢の指示"に
従うしかないみんな。。

ごめんね。

春野ちゃんが
『金の力で好き勝手する
お坊ちゃまん』って
警告してくれたのに、

どんどん惹かれて、
･･本気で愛して･･