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想うより、想われる方が良い?
第4章 輝昭の部屋。
輝昭は幼い子をあやす様にそっとそっと頭を撫でると、不意に悪戯な笑顔を見せて、


「あと、嬉しいと、
 しゃべれなくなるのも、可愛くて好きだぞ」

知ってくれてたんだ。
良くない癖なのに、ちゃんと分かってくれてた。

あったかくて、あったかくて・・
胸が苦しくなる。

「輝昭・・・・大好きだよ」

「ぅっぁ。
だから・・その攻撃マジで無理ッ」

可愛い照れ顔を見ると、
身体が離れている寒さに耐えれなくて、グッとネクタイを引っ張る。

崩れて来た輝昭の首に腕を絡め、
幸せで暴走気味な心のままに、
ありったけの力でギュウギュウ抱きしめて耳に"その攻撃"をまた仕掛けちゃう。

「大好きだよ。輝昭の事が大好き」


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