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ド変態カップルの日常
第2章 初めての
「俺ん家来る?」

そのあからさますぎる誘いにまさか応じてくれるとは思わなかった。
エロ本は隠した、部屋は綺麗に掃除した、エロ本はしっかりと隠した。

駅まで彼女を迎えに行くと、そこには天使がいた。
クラッシュジーンズに、オフショルダーのカットソー。
彼女の白い肌に赤いリップがよく映えて色っぽい。

「あっ、諒!」
ひらひらと手を振る彼女が可愛くて、あー、今すぐ脱がしたい。



「おじゃまします…」

そう言いつつ、ちょこんと控えめにソファに座る彼女の姿がいじらしい。

「はい、どうぞ。」
「ありが…!これは私が1番好きなやつ!」
「お、それはよかった。」

俺が持ってきたコーヒーに目を輝かせる彼女。

それもそのはず、この間立ち寄った珈琲店で彼女がこれをじっと見つめているのを、俺は見つめていたからな。

「おいし…」
ふにゃりと笑う彼女。

「…っ…、ん」

気がつけば、唇を塞いでいた。
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