この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスの後で…
第5章 と
「そもそもなんで俺に折り返し電話しない?」
「だって・・・」
「だってなんだよ?」

「先輩の電話番号知らないんだも~~~~~ん」

ベッドの中で、今まで我慢していた想いが一気に噴出した。

斎藤先輩は小さく舌打ちすると
「だから電話してただろうが!それをお前が取れば
問題なかっただろう?」
「そんな、急に電話くれてどんな話か怖くて取れないもん!!」
「・・・」

涙をぽろぽろ流しながら、鼻水も出てきた。
そんな私を見て、ため息をついてティッシュを差し出す。

「そうだな」
「先輩が電話番号、最初に教えてくれないからぁぁぁ~~~~」

ここまで泣くか?ってほど涙があふれ出た。
それは決して綺麗な泣き方じゃなくて
子どもが駄々をこねるような泣き方で。

その間斎藤先輩はずっと「悪かった」と小さい声で言って
私を抱きしめていた。

しばらくして少し落ち着いた私に

「ほら。鼻かんで。まずは風邪を治せ」
そういって立ち上がって、何やら台所で用意を始めた。
あ。帰らないんだ・・・・

なんだかホッとして
先輩が買ってきてくれたレトルトのおかゆを食べて。
薬を飲む。

/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ