この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キスの後で…
第6章 で
そんな泣きじゃくる私を見て
「今度から俺に電話しろ」
先輩は小さい声で言った。

「おまけに俺は桃花の家を知らなかったから
絵里ちゃんに着いて来てもらわなきゃならなかった」

ああ・・・だから絵里もいたのか。

「これが、彼氏としてどれだけ悔しいことかわかる?」

まったく。俺何やってんだよ。
前髪をかき上げながら、私に聞こえないぐらいの小さい小さい声で、そう呟く。

こんな時なのに、熱のある私は反省よりも何よりも
先輩自分で『彼氏』って言ってくれた・・・そんな事を思ってしまった。

「あの・・・先輩?」
「何?」
「別れ話のほうは・・・?」

話がなんだかずれているようなので軌道修正をしようと
そんな言葉を言ってみると
さらににらんだ先輩が

「別れたいのか?」

じっと睨んでそう聞いた。

「私は、別れたくないですぅぅ~」

熱があるけど、この気持ちははっきりしてる。

「だったら、俺が別れると言い出すまで黙ってろ。
お前別れる時は綺麗に別れるって言ってなかったか?
全然綺麗じゃねぇな」

そう言って「鼻をかめ!」とまたティッシュを差し出した。

/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ