この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第2章 獏

最初に見た自分勝手な夢の中で作り上げた立派な自画像は捨てて、彼女に任せよう。

「ここからは初めての景色だわ。」

また彼女の言葉に遮られた。

駅から公園まで、半歩後ろを歩く彼女と、腕も組めない自分がもどかしかった。

公園につくと、無難な落ち着く樹の下を選び、それはもう二人の決まりと呼んでも良さそうだが、ごろりとなった。


「どんな夢をみたの?」

彼女が言う。

僕は夢の話がしたいとは言ったが、自分が見た夢のことと話しただろうか?
謎だらけで訳がわからないが、気取るのは無駄なんだ。

「君と夢のコツの話をした後の講義で夢を見た」

「あら、ずい分不真面目な学生ね」

「君に言われたくないね。
そこで君に会ってコツの話の続きをするんだ。
僕は夢の続きを見たいとは言ったが、現実の続きの夢なんてあるかな?」

「自由でなければ…」

「まさか、夢の中の君も同じことを言ったよ。」

「その前にあなたに、ランチの時に話したわ。」


/201ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ