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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第12章 足掻く桜



どうしよう!どうしよう!


美紀が全然ガッコに来ない!!


これじゃ私、美紀に謝る事も出来ないじゃん…


どうしたのかな?
まさか、倒れたとか!?


心配だよー
心配で心配でしょうがない、私どうたらた良いの??





私はまあ‥何時も通りに、ガッコが終わったら遊び歩く日々。


だけど、美紀が居ないとチョット寂しい、遊び始めてからずっと一緒だったから。


美紀はどう思っているのかな?
私が居なくても大丈夫なんだろうなー美紀なら。


私より大人で頭も良くて、周りから頼りにされて……


何にも出来ない私とは全然違う、1人だってどうにかなる‥それが美紀だもん。




なのに…
ガッコには来ないし、痩せる一方だし……
携帯を見たのは私が悪かったケド、気になる"彼奴"って存在。


その"彼奴"が美紀をあんな風にしたの?


あ-!
私馬鹿だから、全然分かんないよー!!


でも、携帯の内容は誰にも話して無い、美紀スッゴく嫌そうだったし、言っちゃいけないのかなって………


だから余計に気になるのにー!!






私がそんな事を考え捲って10日後、やっと美紀がガッコに来た。



(また痩せてる…)



程良く肉付きが良かった美紀の身体は、今は折れそうなくらいに細い。


席に座っても、何をするワケでも無く、ただボーっと前を向いているだけ。


こんなの絶対美紀じゃない!!



と、その前に私は美紀に謝らないと、今日逃せば次に何時機会があるか分からない。


ふぅーっと息を大きく吐き出して、私は謝る為に席を立った。



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