この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第5章 その時・紀永-


倉原貢とは、かなり若い頃に知り合った。


まだ、早乙女と言っても下っ端で、システム関連の子会社でプログラミングをしていた時期…


当時は会長になろうとは夢にも思わず、好きな画家を目指しながらも、早乙女と言うだけで、あの会社に強制的に入社させられた。



プログラミングは1人では成り立たない、関連するシステムエンジニアだった倉原と出会ったのもその頃…


直ぐに意気投合した、早乙女の名を気にせずに話し掛けて来る倉原…


そんな倉原に仕事面でも、プライベートでも何でも話し合い、時には飲み合い‥私の腹の内を話せた数少ない1人。



だからこそ私は倉原に美紀を託した…

倉原も快く引き受け…


そして私達は話し合い、お互いに一線を引く事に決めた、美紀を守る為に………




そんな倉原に、いまさら会う訳にもいかず、何度か遠藤を差し向けたのみ。


多分、倉原も苦悩はしていたと思う、養女だと知れ心を開かない美紀…


幾ら言い繕おうと、血の繋がらない親子関係には変わらない、倉原の事だ静観‥そういう方向だったと推察出来る。


穏やかで聞き上手の倉原だから………




「これ以上、倉原の負担になる事は避けたいね」

「しかし、事情が分かるとすれば倉原氏しか………」

「今までも十二分にやって来てくれたんだ、家庭内の事は倉原夫婦の領分、こちらが首を突っ込み過ぎるのも失礼に当たる…
それに、気付き事すれ、美紀が倉原に何か言うとは思えないよ」

「・・・はい・・・」


これで、遠藤が倉原貢の方は諦めてくれれば良いのだが………


/416ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ