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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第9章 女の葛藤
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何度ヤったんだろう?
男2人、裸で伸びてるよーー
まぁ良いか、気持ち良かったし、ストレス発散になったっと……
でも変だな、何時もなら私も伸びるのに、今日はまだ大丈夫みたい、どうして??
私は何時もと同じく遊んだだけなのに…
(ん?
同じ…??)
それは美紀が時々言う言葉‥『同じだから…』
何時もと同じ…
どの男に抱かれても同じって事??
だって、現に私がそうだ、薬使って男に抱かれてたら、みんな同じ変わった男なんて居ない。
毎回こうして遊びまくったら終わり、快感だけの楽しみ‥それがいけないとは思わないケド。
じゃぁ同じじゃないって??
どうしたら、同じじゃないの??
「男なんて、みんなヤりたいだけの同じヤツらばっかりなのに…」
少なくとも、私が見て来た男はみんなそうだ。
中学で初体験を済ませた私は、みんなの見えていないところで、男とヤりまくった。
男って、ちょっと誘えば、直ぐノって来る…
ヤレると分かれば、直ぐ手を出す…
みんな同じ、変わりない。
でも、私の『同じ』と美紀の『同じ』は、何となく違うって理解は出来る。
でも、何が違うのかは理解出来ない、だって私はこういう『同じ』しか知らないから。
「そう思うと、気になっちゃう」
それで失敗したのに、懲りない私…
知らないモノを知りたい、それってダメな事なのかな??
よく分かんないけど、美紀の『同じ』を知ったら、何か変わるの??
でも『彼奴』と『同じ』は絶対別物だって事くらい、私にだって分かる。
美紀『同じ』って言う時、悲しそうな顔をする、あんな『彼奴』みたいに怯えた顔なんてしないもん!
うん、ちゃんと謝って、美紀に聞こう‥『同じ』のワケを……
知らず確信に迫る桜…
それに、美紀が応えてくれるかどうかは別物である。
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