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第13章 新人アルバイト

ガチャっ…
「どうぞ、あがって。」
義之は柳田を部屋に入れた。

「お邪魔しまーす！
わぁ夜景が綺麗ですねー。」
リビングに入ると柳田は目を輝かせる。

「飲み物はコーヒー？紅茶？ウーロン茶もあるなぁ。
何飲む？」
義之がキッチンから聞いてくる。

「ウーロン茶でお願いします。」
柳田は答えた。

ソファーに腰掛けた柳田の前に
義之がウーロン茶を置く。

柳田は義之の顔にわざと近づく。

「…ところで坂上マネージャーは　彼女とか…‼」
振り向くと柳田は驚いた。

「初めまして。坂上の妻でございます。」
義之の背後に由貴が頭を下げる。
由貴は右足で軽く　義之に蹴りをいれた。

私こんなこと言う柄じゃないんですけど…
という目で由貴は義之を軽く睨んだ。

まぁまぁと言う目線を義之が返す。

「あのーやっぱり私帰らせて…」
柳田がさすがに悪いと思い、帰ろうとした。

「時間も遅いし終電もないでしょ?
せっかくだから部屋空いてるし
泊まっていってよ！」

義之は引き止めて柳田は泊まることにした。