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いとおしい青
第15章 ブリキの缶
水曜の休み。
俺はまだ由貴の待つ家に帰れないでいた。

義之は休日になったので幼い頃 
住んでいた公園へ足を運んだ。
街が殆どかわっていて
公園も取り壊されたのではないかと思った。
歩き回ること数時間、やっと見つけた。

遊具は増えている。
滑り台の色も変わっていた。

杉の木の葉が風に揺れてる音がする。
懐かしい…。


砂場の前でよく由貴と山、作って遊んだなぁ
ブランコでは
俺がふざけて由貴を泣かせてた時もあった。

「なんだよ俺…由貴の事で頭いっぱいじゃん。」

しゃがみこんで前髪をかきあげる義之。


このままいつまでも由貴を避けて何になるんだ。

由貴は知ったら俺から離れるかもしれない。

何度も考えたが直接、本人に聞くしかないんだ。

これから離れるのか一緒にこのまま過ごすのか
話あうべきだ。

俺は…

公園でまた杉の木の風が吹く…

離婚したくない!!

帰ろう。
帰って自分の気持ちも伝えよう。

義之は家に向かって足を踏み出す…
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