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いとおしい青
第16章 検査薬
井口さんって 女慣れしてそうだなぁー
話すときも顔が近すぎるし
私は苦手だなぁ。

家についた由貴は夜食をすませ入浴後
クイーンベッドで布団を被り、横になる。

深夜0時すぎに義之が帰ってきた。

シャワーの音が止むと上半身裸で寝室へ入ってきた。

「お帰りなさい。」
由貴がスタンドライトをつけて、起き上がる。

「ただいま。体調どう?大丈夫?」
義之が気にかける。

「大丈夫よ。今日検査薬試したの。」
由貴は義之を見る。

「どうだった?」
やっぱり義之も気になっていた。

「…妊娠してなかった。
時期に生理がくると思う
妊娠してる方がよかった?」
由貴は不安になる
義之はすぐに子どもが欲しかったのかもしれない。

「妊娠してたは嬉しかったけど 
まだ新婚も満喫できてないと思ったから
子どもはまだ先でいいや。」

肩にかけてたタオルで軽く濡れた髪を拭く。
パジャマのボタンが空いてる。
隙間から覗くシックスパックは
男らしくいつ見ても格好いい。
由貴は義之がボタンを閉める姿を眺めていた。

「生理くるように刺激でもしようか?」
義之は少し濡れた髪が由貴の額にかかり、覆い被さる。
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