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第19章 独占欲

旅行先に選んだのは城崎。
2月末だったのでカニ目当てに来た。

特急に乗る前に車内に持ち込んだ
義之はス●パのコーヒーを飲み
由貴はキャラメルマキアートを飲んでいた。

城崎に近づくに連れて山の風景が増え
気温が低くなるのがわかった。

２人は昼に城崎駅に到着し
かに料理や海鮮丼を頼んで楽しんでいた。

「…」
由貴はカニが好きでいつまでも身を取っていた。

「由貴…夢中になりすぎだから。」
義之は呆れている。

「だって美味しくて♡」
由貴は幸せそうにしていた
また無言の時間が続く。