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忘れられない人
第3章 episode2
2学期
今日は始業式

準備万端で玄関を飛び出す

いってきます

少し先で藤村が待っていた

約束してないよ?

一緒にいきたくて迎えにきた

私にほほえみかけながら言う
些細なことなのに、口元がゆるんでしまう

ヤバイ
好きから逃げ出せなくなりそう。。。

私の心を知ってか知らずか、隙があれば耳元で

好きだよ

と耳もハムッと噛んでくる

頭も心もクラクラしながら学校にたどり着く

こんなに甘い恋はしたことがない
恥ずかしくてたまらない

今までの、彼は好きだよとかあまり言わなかった

1日中、何度も言われたら洗脳されそうだ

私のキャラ的に、心がもちそうにない
顔が赤くなったり青くなりながら席につく
席についてからも落ちつかない
後ろから見られてるかと思うと、耐えられなくなりそう

...
ガラッ
さあ、2学期はじめは、席替えだぞう

先生がくじを用意している
前回の席替えから3ヶ月たったのだ

藤村から離れるチャンスだ
近すぎると、やはり危険だ
好きになりすぎたら、困るから

前回同様、神さまにお願いする
窓際でなくていいので、藤村から遠ざけてください

これ以上は心臓が持ちませんっ

ひいたくじは12番
後ろから3番目
左隣はマジメくん
前は、女の子
後ろはなんと、梨花ちゃんだった

右隣はって見ると藤村だった

やっぱり運命だなあと
梨花ちゃんを無視して笑いかけてくる

神さまは、いじわるです

何でいつも藤村が近いんだあっ???
しかも、後ろもあり得ないわっ

藤村をチラリと見ると、左隣の私をじっと見つめていた

顔を赤くすると、口元が
好きだよと言っていた

後ろからは突き刺さる視線
周りからは好奇な目

私は左隣に顔を向け寝たふりすることにした

早く帰りたい。。。
視線が痛すぎる



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