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忘れられない人
第11章 episode10
ひとしきり泣きじゃくった後、頭が空っぽだった

わかった
別れよ?

直樹の肩が揺れた

かばんを開け、びりびり破る
この1週間、直樹に書いた手紙だった

泣きながらびりびり破る。。。

なかなか、破れなくて涙で字が滲んでいく

止めろ
止めろって

直樹が私の手から手紙を取り上げた

ごめんっ
ごめんっ
荒々しくキスする

私は、何も感じなかった

ただ、直樹を見ていた。。。

もう、好きじゃないのに、直樹はキスできるんだね。。。

泣きながらキスに応えた

一気に服を脱がせて、さわってくる

直樹に触られたら、感じる体になってしまった私の体は、すぐに反応してしまう

んっ んっ

心が寂しくて、虚しくなる
心が満たされたくて、感じることだけに集中する

甘い言葉もない

好き

私が好きと呟くと直樹は、

ごめん

って泣きながらさわってくる

お互い、快楽だけ求めてセックスした

初めて、イケなかった。。。
イクふりした

寂しいセックスだった

裸で抱きあう
抱きあっていても寂しい。。。

電話が鳴った

メールみたい

見たくないのに見えてしまった

私、帰るよ

黙って着替える
直樹は、

送る

それだけ言って、後ろから抱きしめる

いい、一人で帰れるから。。。

手を振り払う

帰るなって、言ってくれないんだね。。。

セックスしたら、余計に悲しくて寂しい。。。

ねぇ、みさきって誰?

余計な言葉は出てきてしまう

メール
今から逢いたいって、見えちゃったよ?

直樹があわてる

違うよ
友達だよ、みさきは?
隣の席の子で、友達だよ?

...

隣の席。。。
頭が殴られたみたいだった

今の隣の席には私はいない。。。

隣の席の子

結局、直樹はいつも近くにいる女の子がいいのよっ
帰るっ

トゲトゲしい、言い方をしてアパートを飛び出した

隣にいたのは、私だったじゃないっ
ずっと一緒にいてくれるって言ったじゃない。。。

涙は止まらない



隣にいられないんだね。。。

...

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