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忘れられない人
第14章 episode13
8月

毎日が変わらず流れていた

あれきり、直樹とは逢っていない

携帯も変えた
電話番号も変えた
新しい電話は、新しくできた友達で、少しずつ埋まっていく

直樹から、電話が、かかってくるわけがないのに電話が鳴らないか待ってる私がいた

なかなか、忘れられない

頭の中に聞こえる声

詩織が好きだよ
ずっと一緒にいよう

まだ、信じたいバカな私

逢いたくなり、泣きそうになると

私を

セフレ? かなあ

そう言った直樹を思い出し

騙されていたんだよ?
忘れろっ

自分に言い聞かせる。。。

...

駅の改札口

直樹がいないか、毎日探してしまう
足早に改札口は出て走る

直樹に逢いたい私は、直樹に逢うのが、怖かった

...

8月10日

お盆休みのためか、電車は、帰省してくる人で混雑していた

いつもは、通勤通学で溢れた電車は家族連れが多かった

先日の病院の検診

妊娠して、元気な赤ちゃんができる体になるには時間がかかる、子供が出来ても流産する可能性が高い

そう言われた

電車に乗れない
子供たちや、お母さんたちの声が頭の中で回る

頭の中は、赤ちゃんの泣き声がする
次の電車も乗れなかった

20時
ようやく、家族連れはいなくなり電車に乗る

この日、直樹に見られていたことに気づかなかった


...

8月11日

同窓会

行けなかった
直樹だらけの私だった、あの頃を思い出したくなかった

直樹は来るんだろうか?
余計なことが気になり、直樹に逢いたくなる

次に逢ったら、私は壊れてしまう

そんな気がした





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