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禁煙チュウ
第14章 臨時休業
「おいしい」
石井が呟いてどんどん飯を平らげていく。
「宮田さん料理上手ですね」
「まぁな~、最初はシェフ希望だったし」
えっ、初耳です、と石井が驚く。

「お店でも手際良いですもんね」
「そうだろ~。まぁ、途中で料理以上に酒が好きってなって今の店始めたんだけど」
「あぁ、そうなんですか」
「そうそう、小さくても自分の城持ちたかったし」
「確かに、あのお店は宮田さんの根城って感じですね」
クスクスと石井が笑う。

「根城ってなんか男くせぇなぁ」
顔をしかめて見せると石井はあはは、と声を上げて笑った。
くそー可愛いな。

一度体を繋いだせいか石井はすごくリラックスして見えて、よく笑った。すっぴんのせいか笑顔もなんだか今までより幼く見える。
でも指摘すると無防備に笑ってくれなくなりそうだから言わないけど。


俺たちはよく食べてよく話してよく笑った。
テレビもつけずに、飯食いながら話してるだけでこんなに楽しいかというくらい楽しかった。

たっぷり食べて、石井が片付けを請け負って、俺は風呂。
風呂上りの俺に石井は頭をぽんと叩いて
「あれ、ちゃんと髪乾かしたか~?」
と言って笑った。
お父さんみたいな言い方。俺の真似。

「おい、大人をからかうとは生意気な小娘だな」
俺は芝居がかった口調でそう言って石井に抱きつくと、ソファに抱え上げてのしかかった。
「お仕置き」
耳元で囁いて、がぶりと噛みつくようなキスをした。
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