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禁煙チュウ
第7章 お泊り
バタン、とドアを閉めて宮田さんがカギをかける。
人の家の匂い。というか宮田さんの匂い。
「あー、一応、ちょっと待ってて」
「はい」
宮田さんは短い廊下の向こうのドアを閉めて、ゴソゴソと部屋を片付けている気配。

……ここに雪乃さんも来てたんだろうなぁ。
足元を見る。見たことのある宮田さんの靴が何足か置いてある。
大きいなぁ。

がちゃっとドアが開けられて、
「どうぞ」
と硬い表情の宮田さんが呼んでくれる。
「はぁい」

奥の部屋に入ると、右手にキッチン。カウンターがついてて意外に片付いて機能的っぽい。
仕事場でもカウンター内綺麗にしてるもんなぁ。

そこを通り抜けるとリビングで、大きなテレビとソファに、ガラスのローテーブル。
壁際にハンガーラック。そこにも見たことのある服が何着かあってなんとなくほっとする。宮田さんの部屋だ。

全体に黒っぽい家具で男の人の部屋って感じ。窓のカーテンも落ち着いた濃い茶色。
本棚には本とゲームとDVDとかが一緒に入ってて、この辺の整理は雑っぽい。
でも床になんか積まれてたりはしてなくて片付いてて、綺麗。
結構几帳面なんだなぁ。
ロフトもある。下にベッドないからきっと上で寝てるんだ。
見たいなぁ。

背伸びして梯子に手をかけたところで、
「……めちゃくちゃ部屋チェックするね」
と宮田さんの声がかかる。

「あ、すみません。でもなんかおしゃれでびっくりしました」
「あー、またバカにする」
「してないですよ、いい部屋だなっと思って」
「はいはい。そこ座ってて」
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