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帝都被虐奇譚 美少女探偵助手の危険な冒険、ふしだらな願望
第10章 乙女の謀略
「なぜ、かような物置部屋で愛し合うのじゃ?」
「さすがに、いくら理性を失ったとて、神様の御前で乱れることはできませんもの」
ここはチャペル裏側にある、繁みの中に佇む物置小屋です。その薄暗くも艶めかしい乙女の体臭が入り混じる小さな密室で、世にも淫らな『関係』が結ばれようとしています。

「寧子さま・・・姫様の女の部分に・・・挿れてさしあげますね」
少女は、己の愛液と寧子嬢の唾液が入り混じった張り子を手に、高貴なるお方を背後から抱きすくめます。そして今度は、姫様の着衣を乱し、下着をはぐると濡れそぼった膣内をまさぐりだしたのです。
「う、うぅ・・・い、いいわ・・・好きにするがいい」
「うふふ、お姉様ッたらこんなに濡れて・・・最初は少し御不快かもしれませんけれど・・・」
少女は男性のシンボルを、姫君の性穴にずりゅりと挿入します。
「ひやうううぅぅッ」
嗚呼、なんという卑猥な声でしょう。帝都民の安寧さえ揺るがしかねない、華麗なるお方は今、淫らに堕ちてゆくのでした。

「はうッ、あうッ、くッ、くううぅぅッ」
じゅっぱじゅっぱというお下劣な音を下の御口から漏らしつつ、寧子嬢はずんずんという脳天をつんざくような、味わった事の無い悦楽に身を任せていました。そんな時間がどれだけ続いたでしょう。ふと、先ほどまであれだけ甘く淫らな言葉を連ねて、寧子嬢の耳元で囁いていた少女が固い声で呟くように言うのです。
「寧子さま・・・御無礼の数々お許しくださいませ。実はわたくしは、寧子さまに成り代わり、あの奇人五十面相の手中に囚われた河嶋紀子と申します」
「な、何ッ、そなたが?」
寧子嬢はその名に聞き覚えがありました。ローマ法王の歓迎レセプションにおいて、自分の身代わりを買って出た娘が一人、魔の怪盗に拉致されたと。その娘こそ今、艶姿を見せ、性戯で自分を惑わす美少女だったのです。
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