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17歳の寄り道
第4章 【碧編】彷徨うココロ
遥。

きれいな名前だなあ。
掴みどころのない彼の雰囲気を表しているような、そんな名前に思える。


遥のこと、身体だけじゃなくて、どんな事を考えているのか、何が好きなのかとか、たくさん知ってみたいけど、知りたくないようなことまで知るのが怖くて、何も聞くことができなかった。

臆病者の私は、彼の腰に回している手にぎゅ、と力を込め、細身だけど女子よりは広い彼の背中に頬を当てる。


この人を独り占めしたい。
飽きるほど、好きだって囁かれたら、私一体どうなっちゃうんだろう。



やがて自転車は家についた。

「ありがとう、遥…」

お礼を言うのと同じぐらいに遥のスマホが鳴り出し、挨拶もそこそこに彼は着信に出てしまった。

「ああ、今から?いいよ」

そう電話先に返事する遥。
相手は誰だか知らないが、タメ口ということは小林先輩ではない。

…もしかして結愛ちゃん?
そう気付いた途端に、心が嫉妬で掻き乱される。

さっきエッチしたのに、遥はまたこれから他の女の子を抱くの?


通話が終わり、遥はスマホをポケットに入れた。私は、詮索心を抑える事ができずに、鞄を抱きしめながら尋ねてしまった。

「どこ行くの…?これから」

「あー、ちょっとな。じゃ、また明日、学校で」

あしらうような返事をされ、遥は急ぎ足で帰って行った。




どこ行くの?私には言えないような人と、会うの?
胸が痛くてつぶれてしまう。

生まれて初めての嫉妬は、自分自身を丸ごと焼き尽くされてしまいそうだった。
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