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17歳の寄り道
第6章 【碧編】タブー
いい加減痺れを切らして、じり…と腰をよじったら、水分と柔らかさを保った舌が、ぺとりと潤みに当てられた。

「ひ、んっ…」

くちゅ、と音がした。
溢れる蜜に舌を埋めて、包まれた核を何度も舐め上げられた。

「―――っ…」

執拗な責めについに指を離し、村上先生の髪に手を差し込んで、頭を撫でつけた。

「広げてって言ったのに」
という彼の表情は、笑っていた。

先生の口が離れて指が差し込まれる。
片手で背中を引き寄せられて、一方の片手は小刻みに動き始めた。

「あ、あ…」

これからどうされるのかわかっている。とめどない水音と、切迫する快楽に、はしたなく足を広げてただ先生の手が動く。

「い、いく…………いくっ」


こんなに激しく動かされているが、痛みなどはない。
あるのは恐怖が混ざったエクスタシーだけだ。

「いいよ、ほら…いけよ。気持ちいいんだろ?」
「……うあぁっ…!先生っ…!」

もう何も考えられない―――。

きゅうんと奥が強く収縮すると、一気に解放され、緩やかに弛緩してはまた、寄せては返す波のように繰り返す。

「は…ああ……先生…」

起き上がる力が湧かずに先生の身体に寄りかかった。満足げに微笑む先生は、ひくつく蜜穴から細く長い指を抜く。

「………名前。」
「あ…浩輔さん…」
「……ずっとそれで呼んで。学校以外では」

村上先生ではなくて、浩輔さん。
義父じゃなくて……村上先生の名前だと思うと、愛着もわく。


二人とも我に返ると、19時はとっくに過ぎていた。
慌てて着替えて、先生は車のエンジンをかける。

「楽しかったね」と笑いかけると、彼は首を竦めた。

「浩輔さんも気持ちよかったなら、私がいる意味があってよかったなあ…」

自分の存在で誰かが満たされると、存在価値を感じられる。
村上先生は、私の横顔を確認した後、窓の外に視線を向けて。

「白川は満足したの?」
「したよ。」
「俺だけで満足できそう?」
「できるよ、きっと。それより、私が名前で呼んでるんだから、先生も…。」

笑いながら先生を覗き込んだ。先生は窓の外から私の方へ視線を戻し、「わかったよ。機会があればね」とうそぶく。


先生は、これは恋愛ではないというけれど。
私はここに、恋愛があるように思える。
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