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第1章 停電中





「タミ」



腹にくる重低音で名前を呼ばれる。



「え、名前言ってないですけど、知り合いでした?」

「...覚えてないならいい」



どうも、知り合いらしい。
誰、アンタ。



「神矢 ヒビキ」



知らない。



「ま、追いおいな」



は、ワンナイト。



ビシッ。
「これは終わりじゃねーから」



また、漏れてました?



「さてっ、タミが動けないだろうから、夜勤明け今日休日の俺がかいがいしくお世話させていただきます」

「や、丁重にお断りさせて頂き...た...ぃ」

「そのココロは」

「最後のいただきます
が、引っかかる」

「照れるなよ」

「や、無理絶っ対!!!」



丁重なお断りは華麗にスルーされました。

で、今はどうなっているかと申しますと...



ポチャン...



はい、男...もとい、ヒトシさんの胸に背を...ゴニョゴニョ...

...一緒に混浴しています。




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