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極上年下彼氏
第15章 夏の終わり
理人は立ち上がり、母と姉に

「お邪魔しました」

と丁寧に挨拶し、玄関に腰掛け靴を履く。


私は既にサンダルを履いて、玄関のドアを開けていた。


母と姉はお名残惜しそうに、わざわざリビングから出てきた。


「理人君、またゆっくり遊びにきてね」

母のウットリとした笑顔にギョッとした。

もう母を手懐けてる…

姉はニヤニヤとして私を見た…


ああ、帰宅後が恐い…


「じゃ、行ってくるから」


私は目を合わさずドアを閉める。


母が、

「気をつけて行ってらっしゃーい」

と前代未聞の優しい声で見送った。

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