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極上年下彼氏
第17章 失態
換気ダクトの空気口の反対側から、背の高い男子生徒が姿を現した。


彼は細身でいかにも真面目そうな風貌でキチンと制服を着こなし、
顔つきはクールでシャープな瞳の上に眼鏡をかけていた。


「…ごめんなさい」


私は恥ずかしくて俯きながら謝った。


「そういう事は、帰ってからにしてくれ。
君達が付き合っている事は分かっている。
わざわざ見せつける必要はない」


「ごめ…」


私がもう一度謝罪しようとした時、理人が遮った。


「分かっているなら、朱美を色気づいた目で見るなよ」


えっ?


理人、何言ってるの?


全く状況が掴めない状態だった。
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