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極上年下彼氏
第19章 香りの記憶
私は東君と共に転倒してしまった。


「・・・っ」


「わっ、ごめんなさいっ」


東君の眼鏡は外れ、私の下敷きだ。


「君は、全くよく躓くな」


その時、あの爽やかな柑橘系の香りが東君からした。


「・・・あ」


「あ、じゃない。僕から降りてくれないか」


私はまだ東君の上にいた事に気づき慌てて降りた。
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