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極上年下彼氏
第20章 修学旅行1
修学旅行の前の日、私はしばらく会えない理人の部屋で一緒に過ごしていた。


「ああ、同じ学年だったら一緒に行けたのにな」


私は叶わない不満を漏らす。


「俺が後10日早く生まれてれば、3月生まれだったんだけどな」


「そうなの?」


「俺、4月9日生まれ」


「私、3月27日生まれ…もう少しお腹に居れば良かった」


私達はほんの数日生まれたのが違うだけで、
学年が違うなんて自分の誕生日を呪いたくなった。


「朱美が卒業する時さ、二人で沖縄行こう!
二人だけの卒業旅行だ」


私の心は一気に晴れる。


「私、理人と行きたい所、いっぱいリサーチしてくる」


「宜しくな」


理人の大きな手が私の頭にポンポンとされると、安堵感でいっぱいになった。
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