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第33章 選択

私がその答えを出すのそんなに時間がかからなかった。


何故なら私は理人に嫌われたくなかったからだ。


私は自分もちゃんと持っていたい。


だからちゃんと理人に伝えなきゃ。


私達のこれからの為に…


私はほんの少しだけ理人から離れて自分を磨く事を選択するべきだ。


理人は私と離れても好きでいてくれるだろうか？


私は自分の気持ちが変わらない自信がある。


理人はモテるし不安は絶えない。


でもこのまま、べったり理人に執着して、空っぽになっていく私に、理人がいつまでも好きでいてくれる自信もない。


だから私は理人を信じて選択する。